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それとは反対に、コーヒーか紅茶か、山か海か、はっきり答えられる女性、自分の考えをもっている女性こそが結婚に適していると思う。
彼女たちは必要な自己主張ができる。
男性によっては性格がきついと思うかもしれないが、自己主張はわがままとは違う。
相手の立場を認めつつ、自らの正当な立場を表明できるということである。
ひたすら忍従する女性は、かつては女の鑑であったのだろう。
だがそれでは、現代の結婚の相手として適しているようには思われない。
ところで、デートの場所や食べる物の選択で主体性をはかられるのは女性ばかりではなくなっている。
横暴に自分の好みを押しつけないで、「今日は中華料理がいい?それともフランス料理にしようか」と女性に決めさせる男性がいる。
それ自体不愉快ではないが、そんなことが何度も続くと、「この人、何が食べたいという意思がないのかしら。
もしかしたら決断力がないのかも」という疑念にとらわれるという女性の話を聞いたことがある。
たしかに、毎度毎度相手のご意見を伺うだけでは主体性を疑われてもしかたない。
そうやって変に疑いをかけられないためには、相手の意向を確かめる前に自己開示しておく必要がある。
「俺は今日中華料理を食べたいんだけど、君は何を食べたい?」と聞く。
両方の意向を明らかにしたうえで、妥協点を見出せばいいのである。
人間たまには自己決定できないこともある。
そういうときは相手に決定を委ねてしまってもかまわない。
相手の意見を先に聞いてから自分の気持ちをまとめたっていいだろう。
相談で決めることに何も不都合はない。
これからの夫婦は結婚というエンタープライズ二事業を担う共同経営者。
共同研究者であっ結婚する際、男女の間で争点となるテーマのひとつに女性の仕事がある。
結婚したら当然のように、「仕事を辞めて家庭に入ってほしい」という男性がいる。
夫婦が同等である以上、妻だけが仕事を捨てなければならないとする意見に説得力はない。
これは夫婦がともに担っていくプロジェクトの決定という重要事にもかかわってくる問題である。
夫婦のプロジェクトを一致させるか共存させるか。
一致させるとしたら、どちらのもつプロジェクトに決定するか。
夫婦が同等の原則に立てば、妻のプロジェクトを選択する可能性も当然あるわけだ。
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